流産後の身体と仕事のバランス
私は進学塾で児童に勉強を教える業務をしております。
非常勤ですが講師職なので、いわゆる「先生」と言われる立場です。
集団授業の担当なので、普段から頭脳を使うより肉体労働だなとは思っていました。
しかしながら、今回初めて妊娠をしたことで、今まで気づかなかった負担が身体にかかっていたことに気づきました。
一日中立ち通しだったり、重い教材の束を運んだり、生徒を追いかけて走ったり。
夏期講習という繁忙期で、いつも通りに勤務していたことがもしかしたらお腹の赤ちゃんによくなかったのかも…と思ったりもしました。
が、もちろん同じ仕事をされてる方でも元気に赤ちゃんを出産なさった人はたくさんいらっしゃるので、やはり私の赤ちゃんはお空に帰ってしまったのは避けようのないことだったのだと考えることで自分を慰めています。
もし、万が一お腹にもう一度赤ちゃんが戻ってきてくれたら…仕事なんかすぐに休んでずっとずっと家のベッドで安静にしていたい…
再びの妊娠を目指すためにも、仕事をセーブして不妊治療に専念したい。
でも、治療にはお金がかかるし、後悔なくやりきりたいから、やはり収入は削りたくない。
社会復帰。
流産手術後9日目。
今日から仕事に復帰!したところ…
朝一番に女性の社員の方と顔を合わせた時に「あの、おめでとうございます。おめでたと伺いました(o^^o)」と声をかけられました。
!!!
そう、流産になってしまうほんの2日前に現場での直属の上司に妊娠報告をして、仕事で迷惑をかけるかもしれない旨を相談したばかりでした…。
私は、非常勤なので社員さんたちは私を管理する立場でもあります。
上司は、私の身体を心配して現場の社員さんで情報の共有をしてくださったんですね。
せっかくお祝いを言ってくださったのに、大変申し訳ないと思いながら流産になってしまった旨をお伝えしましたが、やっぱり涙は溢れて…。
女性の社員の方も目を真っ赤にしてくださっていました。
何より嬉しかったのが「無理しないで、お身体大切にして下さいね」とだけ何回も言ってくださったこと。
流産になり入院した時、病院で看護婦さんたちをはじめとする色んな方に声をかけられましたが、一番嫌だったのが「大丈夫?」という言葉でした。
大丈夫なわけないじゃん!!!
両親も慰めで「また次がんばればいいよ」と言ってくれましたが、次なんかないよ!今このお腹の赤ちゃんが死んじゃったんだよ!?次なんか考えられないよ!!!という気持ちで、誰も分かってくれないんだ…と、さらに絶望的な気持ちになったものです。
そんな中、本当にありがたかったのが「辛いよね」「悲しいよね」「がまんしないで泣いていいんだよ」と気持ちに寄り添ってくれる言葉でした。
今朝は不意打ちで予想外の人から赤ちゃんの話をされて面食らいましたが、的外れの励ましではなく温かい声がけをしていただいたので、いい機会だしこの職場ではオープンにしていこう!と思い、落ち着いたらまた不妊治療をしていくこともお話ししました。
また仕事で迷惑かけてしまうことはあるでしょうし。
今回、稽留流産判明・入院・手術と慌ただしく決まる中、急な休みの相談は本社管理部とやり取りしており、現場の上司には復帰してから話そうと思っていたのですが、やはり早めに電話でお話しておくべきだったな…と後悔しました。
そして、今日は直属の上司はお休みだったのでまだ報告ができてません。
明日は私が休みなので、会社に電話して上司に伝えておこうかな…と考えています。
迷惑をかけることになるので、心拍確認できたらすぐ(実の親よりも早く!)会社に相談をしたのですが、その直後に流産になってしまったので、報告が早すぎたのかな…でも、仕方なかったよな…と自分を納得させております。
妊娠したことを考慮してもらい仕事の負担をかなり減らしてもらったのに流産になってしまったので、今後の仕事をどうするかも悩みどころです。
不妊治療に専念するため、給与は下がるけどこのまま軽い業務を担当させてもらうか。
まだまだ治療費がかかるので、仕事の負担を元に戻してもらってお金を稼ぐか。
よくよく考えて、会社と要相談、ですね。
初盆
稽留流産の手術後8日目。
ブログをはじめた理由。
はじめまして、ぶたちゃんです。
幼い頃から飽きっぽくて、忘れん坊。
我ながら継続する努力の才能に欠けている人間だと思っております。
そんな私が、なぜブログをはじめようと思ったか。
私は、不妊治療を行っているアラフォーです。夫とは結婚して2018年で9年になりました。
本格的に治療をはじめてから、経験者の方ならお分かり頂けると思いますが、そりゃあもうハチャメチャに苦しんでまいりました。
そんな私が、2018年7月に自然妊娠できたんです。
簡単に使うべき言葉ではないと思いますが、「奇跡」だと思いました。
嬉しくて、不安でいっぱいで、でも幸せで。
そんな待望の、大切なたいせつなお腹の赤ちゃんが2018年8月10日、いなくなってしまいました。
妊娠8週での稽留流産でした。
現在、流産手術から1週間が経過し、お腹の痛みも薄れてきたところです。仕事の復帰も控え日常を取り戻しつつあります。
日頃から忘れん坊の私は、このまま日常に戻ってしまったら、今までの人生で最も悲しかったこの出来事をすっからかんに忘れちゃうかもしれません。
たった8週間でも私をママにしてくれた赤ちゃんへの思いを残しておきたい。
そして、もし次にチャンスがあるならば、我が子をこの胸に抱きしめたい。
このブログは、私が前を向いて進むために、少しずつ日々の思いを綴っていく場にしたいと思います。
読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。